-次の日-




朝、起きたのは6時過ぎだった。




「はぁ……」




と、ため息を吐く。


結局、4時頃まで、あの噂のことが頭から離れず…。


睡眠時間は2時間あるかないかといったところだ。




「最悪…」




鏡を見ると、目の下には大きなクマ。




うぅ……今日は、山崎君に会うのに。


こんな目で、山崎君に会いたくないよ……。




けど!


やっぱり山崎君に会いたい!




夏休みの間、全然山崎君に会えてないんだもん。


もしかしたら、夏休みで山崎君に会えるチャンスは、これっきりかもしれないし。