「さっきから様子が変だよ!!具合でも悪いの?」
「そういうわけではないんだ…。」
いつもとは違う空気が流れる。言うなら今だ。さぁ言うんだ!!
「あの、Sさんは好きな人っていますか?」
(うわぁ、何いってんだ僕は……)
「う~ん、分かんない。私、恋したことないの。」
「そうなんだ…。」
諦めかけた。だが、僕は決めたんだ。思いを告げるだ!
「Sさん。実は……。僕は、あなたのことが好きです!!あなたと一緒にいるときはいつも楽しい。もっとあなたのそばにいたい。恋をしたことなくても良い。よろしければ僕と付き合って下さい!!」
言った。遂に言ったんだ。僕は彼女と目を合わせた。彼女の目は澄んでいた。
沈黙が続く…。僕は、顔が熱くなっていくのを感じた。そして、彼女の口が開いた。