ズズズズズズズズズズ







「竜!!!!」



あれから一分もたたないうちに、壁は完全に部屋の中が見えるくらいまで下がった。



永遠は部屋の中を見た瞬間、泣き崩れた。







永遠の先にいるのは、






鋭い矢で、背中から心臓を貫ぬかれて、眠るように死んでいる、竜の変わり果てた姿だった。




「…竜……竜ぅう……」



永遠は変わり果てた竜を抱きしめると、ただ、泣いた。




「……竜ぅう…ごめんな…ごめんなぁ…ゴメンなぁ…」



その永遠の後ろで、ネロは涙を堪え、ただ立っていた。






゙ゼーッタイ死ぬなよクレイジーガール!゙






私が




竜を




殺してしまった。









目の前が真っ白になった。