(この悪魔……一体何者なんだ…⁉︎) 少年の1m離れたところにいる藍の顔から冷や汗が一筋流れた。 「瀬戸! 美碧を避難させろ!」 悪魔を睨みながら、麗遠は澄桃に言った。 「わかった!」 澄桃は背が高い割に、細っそりとした美碧の体を抱き上げ、ダッシュで安全な場所へ連れて行った。 「白馬…ここからどうする」 「…闘うか…退却しかないな…」 白馬は顔をしかめ、なおも不気味な笑みを浮かべる少年へと視線を向けた。