さっきまでまだ明るかった外も、雲がとても分厚くなり、もう夜かと思うくらい暗かった。
入学式を終えた虹子奈は一人、寄り道をして帰っていた。
じめじめしていて、とても気持ちが悪いし足取りが重くなる。
「はぁ…なんかだるいなぁ…」
そのトボトボ歩いている虹子奈の後ろから…
ある声が聞こえてきた。
「…あいつだ」
「よく見つけたね、白馬」
「あはは…あの子魔力強いからさ、少し分かりやすいんだよね」
という会話が小声で繰り広げられていた。
しかし、その姿は虹子奈や周りの人には見えていなかった。
「有栖ちゃんの闇魔法のおかげで楽な追跡が出来そうだよ」
「あ、魔力が消えそう…」
………………………
「えええええーーーー⁉︎」
「と、とりあえずその辺に隠れて!」
「う、うん!」
入学式を終えた虹子奈は一人、寄り道をして帰っていた。
じめじめしていて、とても気持ちが悪いし足取りが重くなる。
「はぁ…なんかだるいなぁ…」
そのトボトボ歩いている虹子奈の後ろから…
ある声が聞こえてきた。
「…あいつだ」
「よく見つけたね、白馬」
「あはは…あの子魔力強いからさ、少し分かりやすいんだよね」
という会話が小声で繰り広げられていた。
しかし、その姿は虹子奈や周りの人には見えていなかった。
「有栖ちゃんの闇魔法のおかげで楽な追跡が出来そうだよ」
「あ、魔力が消えそう…」
………………………
「えええええーーーー⁉︎」
「と、とりあえずその辺に隠れて!」
「う、うん!」