2100年…。 何も変哲もない平和な世界であった。 行き交う人々…、笑顔で走ってる子供…。 何もかも平和だった。 「ふむ、ここが虹蓮高校か」 この言葉が発されるまでは。 「やはり聖地と言われるだけのことはあるな。僕に反発する力が伝わってくる…」 上空に浮かぶ少年はククッと笑った。 「今回は面倒な事になりそうだ」 今度はニヤッと不気味に笑い、少年はスッと上空から消えた。 それが全ての始まりだった。