電飾で彩られた道を、覚束ない足取りで進む。 アルコールの入った身体は熱いけど、一歩外に出れば風は凍えるように冷たくて、むき出しの頬や手がじんじんと痺れてくる。 かさついた手を擦り合わせて暖をとろうとするけど、全然意味ない。 それじゃ追いつかないくらいに、風が冷たすぎる。 身体がだんだん冷えていくのは、気温の所為だけじゃない。 そんなこと、分かってる。 小さく息を吐けば、白いそれがふわりと浮かんで消えていく。 見上げた空に、星はない。 真っ暗な夜の12時。