絶対零度の鍵


シャーペンを片手でくるくると回しながら、つまんない授業を聞く。


冷房が効いている室内は、快適で眠気を催す。



なんか楽しいことないかなぁ。


なんて思うんだけど、面倒なことは嫌なんだ。


あ、そーだ。


今日帰り道に、あの公園の中にあるちっさな山に登るか。


そこで月でも見よう。


どーせ帰りは遅いし、コンビニでなんか買って、食べながらでもいいや。


むしろこの時間だけ出て、帰っちゃおうかな。


そんなことを思い描きながら、隣に座って真面目にノートを取っている尭をちらりと伺う。


でも、こいつがきっとおかんに言いつけそう…


仕方ないな。最後まで出ようっと。


で、ダッシュしてこいつを撒いて、コンビニ行こう。