絶対零度の鍵

少しの間、どちらも言葉を発さなかった。



僕は何から言えばいいのか、考えがまとまっていなかった。


訊ねたいことなら沢山あった。


けど、どれも、伝えたいことではなかった。


今。


今、言わなきゃならないことは―




「鍵を…使ったら、駄目だよ。。。死んだら、だめだ」





僕が声を出すと、空気が震えたのがわかった。



白い花から放たれる光がなければ、青年は闇に埋もれてしまいそうだ。




「その鍵はっ、、星の命を永らえさせる為にあるんだろっ?誰かの命を奪うためにあるんじゃない…」







「…卓」




ずっと、口を噤んだままだった蓮貴が、静かに僕の名前を呼んだ。