「あ…」
先程とは打って変わって、外は灰色掛かっている。
雨だった。
しとしとと静かに降る雨は、橙色だった世界を蒼く染めていく。
「急だな。」
他の人たちがどうかは知らないが。
僕はこの村の謎の答えを知っている。
温度師の村の天気や温度の変化はジェットコースターのようにコロコロと変化する。
それは何故か。
「蓮貴、、、裏山に行ってるんだな…」
僕がぽつりと呟いた言葉は雨と一緒に地面に落ちる。
僕と蓮貴はしょっちゅう裏山に行って時間を過ごしていた。
そして在る時、蓮貴が、ここは力を試すのに最適の場所なんだと教えてくれたのだ。


