絶対零度の鍵

≪そこでの問題を解決してやったら、いんじゃねーか?≫




良策だとばかりに、左京が言った。




「解決って?何を?」




≪だから、その、魔物。倒して持ち帰ってやったら?≫




「はぁ?このか弱いあたしが?」




≪どこがだよ。ま、そのまま謁見して拉致られるよりはいいと思うけどなぁ。今行った所で王は国事に追われててんやわんやだろ。冷静に話を聞いてくれるとは思えないしな≫



完全に他人事のように聞こえるが、一理あるような気もする。




≪もしかしたら、そのでかい魔物。鍵屋の爪痕と関係あるかもしんねぇぜ?≫




そう言うと、左京の声がぷっつりと途絶えた。



まるで、右京が行動することを確信しているように。