絶対零度の鍵

「ここで考えてても埒があかないわね。とっとと王様に会ってきますか」




ぼそっと呟くと、右京は翼を広げた。




「お、王に会うのですか?」




頷く右京に、おじさんは首をぶるぶる振った。




「よしておいた方がいい…あなたは極寒の方でしょう?」




もう一度頷く。




「まだ外部には漏れていないのですが…灼熱から送った使者が帰ってこないと、王は大層ご立腹であられて…この度の件も実は極寒の国の差し金なのではと睨んでいることが、私ら警備隊の中でもっぱら噂になっております。」




「はあ?」




開いた口が塞がらなかった。