『空気を司(つかさど)る世界』 ここの住人は、そう呼ぶ。 この世界があるからこそ、様々な次元の狭間で、生きとし生ける物の存命は可能になっているといっても過言ではない。 無論命を永らえさせている要素は、多分にある。 その中のほんの一部、されど重要な部分を、この世界は担っているのだ。 蓮の花のように広がる大地は、 灼熱の地と極寒の地に分かれてそれぞれが王によって統治されている。 そう、 つまりは― 温度を自在に操り、保ち、支配する世界なのだ。