絶対零度の鍵

目を閉じていると、平気だな。


そう思った瞬間だった。



耳をつんざくような、爆発音が間近で聴こえた。





「!?」



なんだよ、なんなんだよ。



自分は結構落ち着いてるタイプかと思っていた。


何事にも物怖じしないと。


でも、今そのイメージを失くそう。



俺、結構、今、身の危険を感じてる。



夢なら覚めて欲しいと願ったが、一度夢じゃないと確信したことは覆さないつもりだ。



―暑さは相変わらず、だ。



大丈夫、さっきのは多分、俺の眩暈だ。



爆発音はさすがに幻聴だとは思わないけど、あの緑豊かな庭にきっと爆弾は落ちない筈。



色々言い聞かせて、淳はそっと目を開いた。