絶対零度の鍵

「もういいから。で。溝端は星を見てたらどうなって、ここにきたわけ?」



僕は再発した痛みのせいでこめかみを抑えつつ、溝端に訊ねる。



「段々首が痛くなっちゃって、疲れて、結局星も見れないし、寝ちゃったわけ。で、起きたらあのへんな谷だった。」




溝端は肩を竦めて見せた。




「他にも知らない人がごっそり来てたから、まだ夢かと思って寝ようとしたら尭を見つけたんだよ。」



尭が隣でうんと頷く。



「で。。一体ここは何な訳?私、、帰りたいんだけど。お母さんもきっと心配してるだろうし…予備校行かなくちゃ。」




僕は無言で右京と顔を見合わせる。



えーと。さぁ、どうやって説明したらいいんだ?



果たして、彼らは信じてくれるだろうか。



とりあえず、僕は右京に頷いてみせてから、二人を見た。





「信じる、信じないは、二人の勝手なんだけどさ。。まぁ、驚かないで聞いてよ―」