絶対零度の鍵


「一面、真っ白な花に覆われてて…いつも、あんなになってたっけ…?」



白い、花。



これまたドキリとするモノだ。



「すっごい、、キレイだなぁって思って、誘われるようにして、山に登ったの。そしたら―」



そこで、尭は首を傾げる。




「あっという間に変なのがいっぱいいて、とにかくあっつくて、谷みたいな所に居た。」




「そこ、やっぱりあたしが突き落とされた場所と同じー!歪みは灼熱の国の果てだ。」



右京はぱちぱちと手を叩いて喜んでいる。




「…それじゃ、肝心な所がわからないな…溝端とはいつ会ったの?」




僕は必死で頭を回転させながら、尭に次の質問を投げかけた。