絶対零度の鍵



「右京…」



僕は柄にもなく、じーんときてしまった。



そんな風に、思ってくれていたのか。


感無量な想いで目の前の破天荒な少女を見つめること1秒。





「ま、別にひどいことされるわけじゃないけど、ちょっと面白そうだし!」




直ぐに落とされた本音。







そーですよね。



結局は、面白いことが一番!なんですもんね。



ええ。


ちょっと期待しちゃった僕が馬鹿でした。




ちなみに言えば、僕にとって尭と溝端は全く協力的な、青春的な友ではなく。




できればなくなっても構わない。


むしろ、なくなってくれればいいのにと願うほどの、腐れ縁ていうやつで。




こんな状況であることを、あいつらに説明することの難しさと言ったら。



想像するに及ばない。