絶対零度の鍵




「これで、やっとおんなじ、だよ!守りたいモノ、に気付けたんだもん。」



右京は感慨深げに、いやー、良かった良かったと言っている。




「…で?地球を失いたくないと気付けたタクミは、どーするわけ?」




左京が腕組みをしながら、訊ねた。





「……地球が助かる方法はあるの?」





僕の言葉に左京は鍵師と顔を見合わせる。



そして同時にこっちに振り向き、



「―ない」




ご丁寧に二重の声で首を振った。




「地球は、悪くないのじゃ。要は人間の使い方の問題じゃからな。」




鍵師の言葉は人間の僕にはやけに痛く突き刺さる。



僕一人のせいではない。


かといって、じゃあ、関係ないかというとそうでもない。


代々受け継いでいる負の遺産だ。



でも、引き返すことはできない。