絶対零度の鍵




落ち着かない、心持だ。


今のままでは、地球だってやばい。


いや、むしろ地球が、やばい。


しかも、ここの世界から、見放されるなんてことになったら、空間の制御もしてもらえなくなるわけだろ?



そしたら、もしかしたら僕はこのままこの世界に残ることになるのかな。



帰る場所は残されるのかな。


いやむしろ帰れるのか?



っていうか、僕はここで何をすればいいんだ?





部屋の真ん中にあるソファのひとつに浅く座りながらそこまで考えて、はたと周囲を見回した。




「あ。」



ばっちりと右京と目が合う。




「クミ…は、どっちに居たい?」




いつになく、真剣な顔で訊ねる右京。



が、直ぐに訝しむように眉が寄せられた。







「…なんで、笑ってるの?」