絶対零度の鍵




「ま、こっちの住民は守れるわけだから、王としては本望なんじゃねーの?タクミには悪いけど。」



双子なだけに、同じ心情らしく、左京も投げやりな口調で呟く。



「左様…我々の問題は、それよりもまず、蓮貴の出方じゃ」



鍵師の言葉に、右京の眉間に皺が寄った。



「ただでさえ、滅亡の危機なのに…これ以上どうするつもりかしら。」




右京の疑問は、恐らく皆が抱いている。




「…もしかすると、もう既に鍵は集まっているかも知れん」



「え、それってどういう…」



「思っているよりも案外早く、『その時』は来るってことじゃ。」





地球にいた時とは全く違う、慣れない緊張感が漂っている。




いつ召集がかかるかは分からない。



いつ、命を落とすかも、わからない。




明日、世界が終わるかもしれない。