「…発言、と、いうか、補足説明させていただいても、よろしいかな?」
再び静まり返った広間に、聞き慣れた声がする。
見ると、金色の毛をした鍵師が立っていた。
鳳凛がそちらに顔を向け、頷く。
「感謝します。…蓮貴、についてじゃが、実際に近くにいてわかったことは、依然として強大な力を持っているということですじゃ。力の衰えは少しも期待できない。
また、もしも、数千年前に成し遂げなかった己の目的を達成するために動くのであれば、奴は次に鍵を集める筈ですじゃ。恐らく―奴は自分で材料を揃え、造ることができる筈。」
またか、と思うほどに、動揺があちこちで再発する。
鍵は世界を左右するもの。
鍵師、というやはり純血の一族でなければ、その工程に携わることも、レシピを知ることも許されはしない。
政に関わる者たちは、そのように力を分散させ、暴走することのないようにする。
と、いつだったか、鍵師が話してくれたのを覚えている。
しかし、蓮貴が鍵を造るならば。
そのすべてが覆されるというわけだ。
彼を止められる者は、居ないということになる。
聞いている者達に不安が広がるのも、当然なことなのだろう。
再び静まり返った広間に、聞き慣れた声がする。
見ると、金色の毛をした鍵師が立っていた。
鳳凛がそちらに顔を向け、頷く。
「感謝します。…蓮貴、についてじゃが、実際に近くにいてわかったことは、依然として強大な力を持っているということですじゃ。力の衰えは少しも期待できない。
また、もしも、数千年前に成し遂げなかった己の目的を達成するために動くのであれば、奴は次に鍵を集める筈ですじゃ。恐らく―奴は自分で材料を揃え、造ることができる筈。」
またか、と思うほどに、動揺があちこちで再発する。
鍵は世界を左右するもの。
鍵師、というやはり純血の一族でなければ、その工程に携わることも、レシピを知ることも許されはしない。
政に関わる者たちは、そのように力を分散させ、暴走することのないようにする。
と、いつだったか、鍵師が話してくれたのを覚えている。
しかし、蓮貴が鍵を造るならば。
そのすべてが覆されるというわけだ。
彼を止められる者は、居ないということになる。
聞いている者達に不安が広がるのも、当然なことなのだろう。


