絶対零度の鍵



僕たちは瞬間移動する道を歩き続けて、やがて空中廊下なるものに行きあたった。



グスに案内されている時も立ち止まった場所で、僕の足はやっぱりペースを落とす。


天井部分の雪は変わらずに、ずっと降り続いていた。



空ははっきり見える程明るいわけではないが、


何も見えない程暗いわけでもない。




「キレイでしょ?」



数歩先で、そんな僕を振り返って右京が訊ねた。



「…うん」



吸い込まれそうな吹雪から目を逸らすことなく、僕は頷いた。



「でも、それは序の口」



嬉しそうに右京が声を立てて笑う。



「さ、まだこっちだよ」



言いながら、右京は歩き出す。