絶対零度の鍵



右京が案内し始めた頃、既にグスたちは群がってきていて、4,5匹(羽と呼ぶか匹と呼ぶか人と呼ぶか、迷う所なのだが)がキレイに整列して、先だって僕等を連れて行こうとする。




「クミ、寒くない?言葉が話せるってことは、王様に順応の術をかけてもらったって事?」




今は横に並んで歩きながら、右京が僕に訊ねた。




「うん。寒くないよ。どうも、そうみたいだね。僕には全然母国語にしか聞こえないけど」




頷いて返すと、右京はははっと笑った。





「あたしも!クミの世界に居た時はそんなんだったよ。変な感じがするよね。」





よくわかんないけど、親近感を覚えたらしい。



僕は、とりあえず笑い返しておくことにする。



青くて長い廊下はどこまで続くのか、わからないのだが―




「?」




見間違いかな?


心なしか、一定の区間歩くと、風景が移り変わっているような気がする。


だけど、どっちにしろ青い廊下には変わりないので、景色に大差はない。