======================== 「クミ」 どこかで、誰かが僕を呼んでいる。 真っ暗な中で、僕はその声をやけに懐かしく感じている。 どうも、僕はこの声の主が好きらしい。 だから、このままゆっくりと睡魔に身を任せ― 「起きろっ!!!!!」 て、いたかったのだが。 鼓膜が破れんばかりにでかい声で、わざわざ耳元で、モーニングコールをする輩がいるおかげで。 「…う、きょ…?」 僕はここのところ寝坊をしたことがありません。