絶対零度の鍵



なんていうか。


自分が地球ではないどこかに、こんな簡単に来てしまったことと、知り合いがすぐ傍にいないことが、すごく不安だ。


いっそのこと、これらは全部夢で、なんてオチはないんだろうか。


しっかりしろ。自分。


目を瞑ったり開いたりしながら僕は冷静さを保とうとする。


長い空中廊下の天井部分は、ガラス張りになっていて、外が吹雪いているのが見えた。



僕が見たどの雪よりも白く舞うそれは、キレイで。



不思議と温もりを感じた。



いや、外に出たら絶対に寒いんだけど。



うまく言えないけど。


地球で言う雪は、どちらかといえば害と思われるもんだけど。


ここで言うコレは、この世界を守るために降っているように見えたんだ。