絶対零度の鍵



「あれ?」



ふりふりと振られる青い尻尾の後をはぐれないように見つめつつ、僕は首を傾げた。


どう見ても、今居た所より冷え冷えしていそうな場所なのに、寒くない。



「あぁ、そっか」



王がさっき掌を僕に突き出したのはこの為か。


どうやら、こっちの世界に順応できるようにしてくれたようで。


先程まで感じていた肩凝りがするような寒さは今は全くなくなっていた。


見ているだけで寒気がするけど。



ペンギンは相変わらずぺったんぺったんと音を鳴らしながら前を歩いている。


今は空中廊下を渡る所で、さらに奥の建物に繋がっているらしい。