絶対零度の鍵




≪では、タクミ。この度は、右京の傷の手当を始めとして我々に協力してくれたこと、心から礼を言うぞ。≫



偉そうな子供は、僕を真っ直ぐに見てそう言った。


瞳の色が、なんとも不思議だ。



「…いえ。」



確かに色んな意味で迷惑は掛けられているが、とりあえず僕は首を振って、謙遜する。



「んっと、じゃぁー本題に戻りまーす」



そんな僕等を暫く観察していたそれぞれだったが、ついに右京が口を開いた。



「とにかく、今まででわかっていることをまとめることにしよう」



鍵師がオホンと重々しく咳払いをする。


いつの間にかちゃっかり自分のグラスにコーラを注いでる辺りが、真剣さに欠けるけど。