絶対零度の鍵



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「蓮貴が何をするかはわからんが、行動はきっと直ぐじゃ。己が志半ばでできなかったことをやろうとするじゃろう」



ちょうど出かけていて家にいなかったおとんとおかん。


僕は配達されたピザを受け取り、自室へと急ぐ。


右京と左京の傷は思いのほか軽くすんでいたので、あまり手間はかからなかった。



「だけどよ、俺等じゃ歯も立たないってことはわかってんだろ?」



片手にピザの箱、もう一方に2Lのコーラを持っていることで苦戦しながらも、ドアノブをまわすことに成功すると、心底悔しそうに左京が言うのが中から聞こえてくる。



「っっとと…」



≪私達も全面協力する。捕らえて封印することくらいはできるだろう≫



バランスを取りつつ、入ると知らない女の子の声がしたのであれと思った。