「ん…?」 兄貴の意識が戻った、と思った瞬間。 「目を覚ましたか…そろそろ遊びはおしまいだな」 温度師の冷たい声が、やけにすぐ傍で聞こえた。 「うわっ」 「きゃっ」 続いて双子の悲鳴が。 でも、僕に双子の安否を気遣う余裕はなかった。 振り返ることができなかった。 兄貴から、目を離すことが、できなかった。