絶対零度の鍵





「公園によってこっかなぁー」


じりじりと暑いだろうけど。

真っ直ぐ家に帰ってしまうのは勿体無さ過ぎる。


なんだか毎日が目まぐるしく過ぎていくせいで、公園に寄るのは、右京を連れてきて以来のことだった。


一番暑い時間帯の公園は、誰も居なかった。


入り口に突っ立ってそのことを確認していると―



「卓」



突然、背後から声が掛かった。



あれ、この声は―