絶対零度の鍵




「クーミ!おっはよー!!」



ノックもなしに、突然開いたドアから、右京と猫と鳩が顔を出した。


なんて、元気な奴らなんだ…


内心で彼らの活動力に脱帽する。


右京と左京は若いのはわかる。いや自分と同じくらいだけど。


鍵師はどう見ても、ご老体な筈だ。


なのに、元気すぎるだろう。ついでに言うなら食欲もありすぎだろう。


時計を確認すると、時刻は午前9時を過ぎた所だった。


多分寝てから3時間ないし4時間位しか経っていない。


睡眠時間というものが、この1人と1匹と1羽には要らないんだろうか。




「どうした。タクミ。浮かない顔をしているのぉ」



いや、あんた、睡眠時間が取れないと人間はげっそりするもんだよ。


とは、思うけど言わない。