絶対零度の鍵

「いってぇー馬鹿じゃねーの!?お前!今の俺の姿を考えろよ。いつもの馬鹿力じゃ吹っ飛んじまうだろ!」


頭をさすりながら、若干涙目の左京が怒る。


「…で、灼熱の国では何が起きたんじゃ?」


議長は先を御所網です。


僕もです。


「灼熱では、雨が降って止んだ後に、今度は雪が降ったらしい。それが世界が混同する予兆なんだと。こっちでは快晴がそれを意味するように。そして―」


左京はそこで言葉を切ると、右京をじっと見た。


「モンスターが国を脅かすようになったんだ。白い毛並みの黒い毒を持つ獣がな。向こうの鍵師は命を落とした。」


左京が悔しそうに言った。


「灼熱は鍵師が居なくなった。とりあえず俺は極寒の鍵師が生きている方向を信じて右京と合流するように命じられた。空間の歪みが今大分広がってきてしまっているから、こっちにくることはワケなかった。それで、今に至るってこった。」




「…左京。報告感謝する。どうやら、我が世界は温度師の裏切りに合ったらしい」



議長が結論をまとめた。