「で、今回のことと、温度師がどう関わっているかというと。両国は同じ時にそれぞれ星がひとつ危険な状態にあることを宣告されている。まぁ、確かにどちらも成績の悪い星だったそうだが、鍵を使えば時間稼ぎはできて、これからどうするかを練る位の余裕はあったらしい。なのに、各王は各々鍵師を失った。」
そこまで話すと左京は喉を潤すために、コーラの入ったグラスにくちばしを突っ込んだ。
コーラは骨を溶かすというので、鳩の細い骨が溶けてしまうのではと僕はさっきから心配している。
「私達の国には鍵屋は必ずあるの。ある意味全てを可能にする道具であり、民間の者はあまり出入りはしない店でもある。国ご用達っていうのかな。国関係の仕事についている者達がよく使うのよ。そして王の命令でしか作ることの出来ない鍵がひとつずつある。それがウチだと【絶対零度の鍵】なんだけど…」
右京が僕にわかるように説明してくれる。
「その鍵を右京はなくしたことになっている、な。」
左京が続きを言う。
「だが、それが実は紛失でもなかったということになった」
「え?!」
ちょっと落ち込んだ雰囲気だった右京ががばと顔を上げた。
そこまで話すと左京は喉を潤すために、コーラの入ったグラスにくちばしを突っ込んだ。
コーラは骨を溶かすというので、鳩の細い骨が溶けてしまうのではと僕はさっきから心配している。
「私達の国には鍵屋は必ずあるの。ある意味全てを可能にする道具であり、民間の者はあまり出入りはしない店でもある。国ご用達っていうのかな。国関係の仕事についている者達がよく使うのよ。そして王の命令でしか作ることの出来ない鍵がひとつずつある。それがウチだと【絶対零度の鍵】なんだけど…」
右京が僕にわかるように説明してくれる。
「その鍵を右京はなくしたことになっている、な。」
左京が続きを言う。
「だが、それが実は紛失でもなかったということになった」
「え?!」
ちょっと落ち込んだ雰囲気だった右京ががばと顔を上げた。


