絶対零度の鍵



「あんたねぇ!そんな偉そうに言える身分なわけ?情報収集とかなんとか楽な任務なんだから、ちゃんと遂行しなさいよね!交信が途絶えてから迎えにくるまでこんなにかかるとか信じらんないんだけど!これだから弟に任せるのは嫌よね!」


右京がわあわあと一気にまくし立てると、今度は左京が応戦する。


「元はと言えばお前がヘマしなけりゃ、灼熱の国との交渉に時間がこんなにかかることなかったんだよ!白虎だって倒せてねーじゃねぇか!だから女には任せらんねぇわな!」


「へーぇ?偉そうに言っちゃってさ、鍵屋にさえ行かないあんたにそんなこと言う権利があると思ってるの?今回のだってやる気があんたにないから私が行くことになったんじゃないの!それに所詮あんたは弟なの。姉の方がどうあがいたって偉いのよ、弟よ。」


「はあ?バカじゃねえの?」


お互いにとっては、ただの姉弟喧嘩だが。


見ているこちらにとっては、人VS鳩だ。


かなり、滑稽だ。