絶対零度の鍵



「何それ…」


さっぱりわからない。


「誰が来るの?ってか右京寒いの?」


僕が訊ねると、右京はうん、と頷いた。


「悪寒がする…」


え、大丈夫なんだろうか。


風邪ひいちゃったんだろうか。


心配する僕を、見ながら、鍵師は声を立てて笑った。


「大丈夫、そんなにヤワじゃないし、右京のは心理学的な悪寒、じゃよ」


益々意味がわからない。


釈然としない思いで、暫く時を待つ。