絶対零度の鍵





「作戦会議、しようかと思って」


右京は両足を抱え込むようにしていた手を解いて振り返ると僕を見た。


「作戦?」


僕が首を傾げながら、先程夕飯を食べながら座っていた椅子に腰掛ける。


ソファは食卓には背を向けているが、右京は振り返って背もたれに肘を突いて僕と顔を合わす。


鍵師はベランダ側の涼しい場所にだらしなく寝そべって、碧の目だけをこちらにちらりと向けていた。



「これから、することの。もう、余り時間がないわ」



右京が言うと、たまに本気なのか冗談なのかわからなくなってくる。



「具体的に、何をしなくちゃならないの?」



僕は本当に何もわからないので、この二人が動き出すのを待っているだけしかできなかった。


そして毎日見ていれば見ているほど、地球滅亡なんて嘘なんじゃないかって思えてくる。


それ位、この二人はゲームをしている。