絶対零度の鍵

先を促す言葉に首を傾げる彼女に、猫は困惑しているようだ。


「雨が降った後、どうなったのか、ということも、かなり重要なんだが。右京は雨が止んだ後どう変化したか、わかるね?」



「晴れた。太陽の晴れ」



猫はうんうんと頷く。



「で、それが何を意味するか、は王は教えてくださらなかったのか?」



「うん。」



「うーん、王が言わなかっただけか、それとも王もご存知ないのか?」




猫は不思議そうにしている。



「ねぇ!何の意味があるの?知ってるなら、早く言いなさいよ!」



我慢できない性質な上、ただでさえ苛々の塊である右京はけんか腰で叫ぶ。