うっそぉ………。
「突っ立ってると当たるよ」
すれ違い様にそんなことを耳元で言われて、ビクッと肩が揺れる。
そんな状況にさせたのはあんただよ藤田夏樹ぃ!!!!
外野からだいぶ人が戻ってきて、
また接戦を繰り広げるドッジボール。
この戦い終わるのかな〜…。
藤田くんはキャッチして、当てて、逃げてを繰り返す。
あたしは、逃げて、逃げて、逃げて…。
たまに藤田くんを見て。
ああかっこいいな、ずるいなって思って。
そんなとき、やっとチャイムが鳴った。
「終了ー!内野にいる人すわって!」
あ〜〜〜っ!やっと終わった。
ボールが2つになってから、本当に当たりそうで怖かった。
挟み撃ちされたときの危機感はもういやだ!


