イチゴミルク *






藤田くんの後ろにすぐに隠れると、
ビュンッと飛んできた黄色いボール。



あんなの当たったら絶対痛いよ。

手加減ってものを知れ男子!



だけど、そんなボールにも
藤田くんは微動だにせず

またすごい音をさせて、ボールをお腹でキャッチした。




「いたい…」

「リコは隠れてんだから痛くないでしょ。ってかそれより…」



ボールに挟み撃ちされたのを
ひとつ回避できたことにホッとしていると



急に腕を掴まれて、藤田くんが走り出した。



っ??!何事?!


次の瞬間、もうひとつのボールが
あたしたちめがけて飛んできた。



「っぎゃああ!!!」



しまった。

藤田くんがドキドキさせるから、
もうひとつボールがあること完全に忘れてたーーー!!