イチゴミルク *





ずるいよ。

ずるいよ。

ずるいってば!!!



そうやってまたあたしがどんどん藤田くんのこと好きになるんだよ。

あたしだけ、好きが大きくなってくんだよ。



胸がキューッとなりながら、必死に逃げた。

当たらない、絶対当たらない。




内野で藤田くんと2人になるくらいまで逃げてやる。



絶対に当たらない!!!




と、思ったけど……。



「うっきゃああああ!!!友里!狙わないで!!!」

「うるさい!当てる!!」



体育会系の友里は、逃げるよりもずっと前衛にいた。

男勝りすぎぃ!!!



もう外野に藤田くんはいないんだから、あたしのことは放っておいてぇぇ!!!