イチゴミルク *





藤田くんて、汗かくの?!

いっつもクールで、無口で
汗かかない俺かっこいい

みたいな藤田くんが。




「さっきからボーッとしすぎ。俺がいないと何もできないわけ?」



そう言ってる間にも、

藤田くんは外野から回ってきたパスをもらって、相手チームのひとりを当てた。




何コレ………。

こんな藤田くん知らない…。



そうだよ。
藤田くんがいないと、何にもできないよ…。



「リコのアホ。逃げろ」




意外にも動ける藤田くんに、みんなも熱くなっていて、

藤田くんにボールが集中していた。



あたしの肩をトンッと押して、
自分からあたしを遠ざけた。



そうやってまた、あたしを守るんだよね?