藤田くん。
藤田くん。
よく考えたら昨日からあたし、
藤田くんのことしか考えてないや。
やっぱり好きなのかな。
……好きなんだよね?
これが好きってやつなんだよね?
藤田くんって恋愛とかするのかなあ。
興味無さそうだよなあ…。
机の上のイチゴミルクを呆然と眺めながら、
藤田くんと友達以上になるにはどうしたらいいのかを考えていた。
その瞬間。
確かに、聞こえてきたのはあたしの後ろ。
いつもより小さくて、かすれた声がした。
「………あげないよ、それ」
「っへ?!」
寝ていたはずの藤田くんの声が聞こえて、ビクッとした。
なんで?!なんで起きてるの!!!
びっくりして反射的に振り返ると、
藤田くんが薄く目を開けていた。


