「図書委員になってるけど、いいかってまえのんが」
「えっ!?なぜに!?」
白衣をヒラヒラさせて教壇を歩くまえのん。
不満はひとつも受け入れてくれなさそうだけど…。
「嫌です前野先生~」
とりあえず抵抗はしてみる。
「ええ?いいの~?古賀サァン」
「へ?」
その声と同時にあたしの元へすぐやってきて、口元を耳へ近づける。
『あなたの大好きな藤田くん、さっき図書委員になってたわよ?』
あたしにしか聞こえないように、
まえのんはにっこりほほ笑んだ。
「まっ…まえのん?! なんでそのこと…っ」
「見てればわかるわよ」


