「それでは新学期も楽しく過ごしてください」
校長の結びの挨拶が聞こえて、
やっと周りからも安堵の声がかすかに聞こえた。
始業式から帰ってくると、見慣れない顔振りにガチガチ…。
友里しかわかる子いないよーーー…。
顔だけ知ってる子はちらほらいるけど…。
しゃべったことなんてないからなあ。
「なんか静かだね…」
「最初はこんなもんじゃない?」
ぴったり友里の後ろにくっついて、あたしはきっと友里と一緒じゃなきゃ何も出来ないんだと痛感させられる。
「ホラ~席ついて~」
突然教室に現れた人の影。
長い白衣を揺らして、さっそうと現れた。


