毎時間は行かない。でも絶対、たくさん会いに行く! 「…始業式行くよ」 チュッと唇に触れたと思ったら、 すぐに腕を引っ張られた。 藤田くんはあたしを慰めることと、優しいキスをするのが上手。 ずるいなあ…。 あたしは藤田くんに腕を引っ張られたまま、体育館へ急いだ。 始業式が始まると、長い話、ありきたりな挨拶。 ぼーっとしながらその話を聞いた。 ときどき肌寒い風が足元をかすめて、早く教室に帰りたくなる。