今日のデートで、なんキュンしたかなんて、もう数えきれない。
大好きだって、実感した。
藤田くんのそばに、ずっといたいなって思えた。
行きと反対の電車に乗って、帰路へつく。
「明日も会えるのに」
「え?」
もしかして、寂しいって思ってるのばれたかな?
明日は月曜日、教室で会えるし、
お昼ご飯だって一緒に食べられる。
なのに、どうしてこんなに離れるのが寂しいんだろう。
友田駅に着くと、藤田くんは『家まで送る』ってきかなかった。
駅から家は徒歩5分圏内のすぐ近くなのに。
暗くなって、静かになった住宅街を2人で歩く。
「そういえば、リコんち知らなかった」


