イチゴミルク *





ふとケータイを見たら、もうすぐ18時をさしていた。

窓がないショッピングモールは、時間の感覚を麻痺させる。





知らない間にもうこんな時間になっていたんだ。





「…今日はもう帰ろ。どうしても欲しくなったら、ネットでも頼めるんだから」

「……そうだね…」




自分から行動した分張り切ってしまって、
今日中に見つからなかったことが悔しい。


無意識に、唇が尖ってしまう。




「そんな寂しそうな顔しないの」




手の甲で頬を撫でられて、あたし、小さい子供みたいだ。


駄々こねる小さい子。




「…はい」

「へ?」

「ひとくちだけな」




差し出されたイチゴミルクに、茫然としてしまう。