イチゴミルク *





「藤田くんはなに?」

「イチゴミルク」

「…安定だね…」




当たり前のように真顔でそう言う。




「いいでしょ。誰もいないところか、リコの前でしか飲めないんだから」




ちゅーっと吸う、口元を見てしまう。

イチゴミルクと藤田くんのギャップに、
やっと慣れてきたと思ったけど、そうでもないかもしれない…。




「…なに。欲しいの?」

「ひとくち!」

「やだよ。あげない」




露骨にムスッとした顔をして対抗する。

でも、藤田くんは完全にそんなあたしをスルーだった。



けっ!!!




「わ…、もう18時なんだね」