藤田くんは少し考えてから、
「4番目に見たお店のグレーのパーカーとかかな。でも値段が少ししたよね」
「あたしもそれかなって思ってたけど、値段だよね…」
意見があったグレーのパーカーはいい感じにユルッとしていて、形も良くて、2人で一緒に気に入ったもの。
けど…。
値段がどう考えても高校生値段じゃない…。
「…考えながら少し休憩しよ」
藤田くんのその声で、
あたしたちはフードコートに入った。
あのグレーのパーカー、
ペアルックしたら絶対可愛いんだろうなあ。
2人で羽織らせてもらったけど、
店員さん、『おふたり、すごく似合ってますね!!』って超笑顔だったし…。


