いろんなことが、ずるいと感じちゃう。
首筋あたりまですり寄ってくる藤田くんがレアで、可愛くて仕方ない。
「リコの心臓の音…落ち着く」
っはあ!!!!!
き、聞こえてたーーーーーーーーーーっ!!!!
やばい恥ずかしいどうしよう。
「リコが生きててよかった…」
「へ?なに言ってるの?あたしは生きてるよ…?」
突然の藤田くんの寂しそうな声が、
脳裏に焼き付く。
藤田くんの様子、おかしい…。
「藤田くん…?」
「お願い………一回でいいから、夏樹って呼んで…」
さっきより力の入った手が、
どれだけ夏樹って呼んでほしいかものがたってるようで。


